ガレージ部分をDIY・自作するのは違法なの?
ガレージハウスをDIYするのは違法?
ガレージハウスのガレージ部分をDIYしたい場合、注意なければならないのが「建築基準法違反」です。特に大規模な作業を行う場合は、申請書と必要書類を用意して、行政機関や民間の指定確認検査機関に提出し、審査を受ける必要があります。
また、ガレージが完成した後は、改めて完了検査を受ける必要も。ルールを無視したり、知らないままガレージ部分をDIYすると違法建築物になってしまう可能性があり、場合によっては取り壊しになりかねないのです。
ビルトインガレージや建物内に車を格納するタイプのガレージの場合、防火対策も必須となります。プロが使う塗料や素材を使用し、特殊な技術を施す必要があるため、素人がDIYするのは非常に難しいでしょう。予算を抑えたい場合であっても、防災などの命にかかわる部分は、やはりプロに任せるのが安心です。
申請せずに自作・DIYできる範囲は?
DIYをする際に注意しなくてはならない「建築基準法」の対象となるのは、「屋根と柱があるもの」「土地に定着した建物」です。そのため、ガレージ内のタイヤラック、シェルフ、作業台などを自作したり、壁の内・外装の色を塗装で変えたりする程度であれば、申請の必要はありません。
ガレージハウスのDIY事例
ここではおしゃれなガレージハウスの事例を取り上げ、DIYの参考になるポイントを解説します。
壁一面を使った「見せる収納」が
趣味を引き立てるインテリアに

(https://www.bess.jp/owner/post_07.html)
壁一面に木の板を使って棚を設置し、オフロード用ブーツやメンテナンスの工具をきれいに並べて収納。もう一面の壁には過去の愛車のフロントマスクなどが並びます。趣味関連のものがずらりと壁一面に並ぶことで、趣味の部屋として密度の濃いガレージになっています。
設備面はプロに任せ、
細部はDIYで自分らしく作り込む

(https://www.zaus-co.com/articles/2014/08/garagearu29.html)
エアコンや換気扇、温水器付きシンクなどが完備されたガレージ。小物などを整理する棚はバイクや車のメタリックな雰囲気に溶け込むメタルラックを使用しています。
愛車に合わせて自分好みの内装に変更

(https://www.amecaji-koumuten.jp/gallery/vintage/entry-1839.html)
愛車の色やデザインに合わせて内装をDIYするのもおすすめ。工具や家具にも統一感を持たせることで、とてもスタイリッシュで整理された印象になります。
ガレージハウスの躯体部分は
プロに任せることが大切
総括として、基礎工事は地盤や土台作り、配線はもちろん、柱・壁・梁・床・天井などの「躯体部分」の施工は法的な専門知識のある業者に任せるのが安心です。
また、防災や換気などの健康や安全に関わる部分についても、リスクを想定してプロにお願いしたほうが良いでしょう。コストダウンを図りたい方は、ガレージ内の収納や作業台などでDIYを取り入れるのがおすすめです。
