住居にもなるアーチビルディング
ここでは、アーチ型の構造板を使用してアメリカンなガレージハウスを実現できる「アーチビルディング」の施工事例をご紹介。「アーチビルディング」を建てる際に押さえておきたいポイントも解説しています。
アーチと外壁で異素材を組み合わせた
アーチビルディング
緩やかなカーブを描くガレージハウスの事例です。無骨さがカッコいいアーチと、ゴールドの取っ手がアクセントになっているアイアンの扉。そして横張された木材の外壁と、異素材による組み合わせがオシャレ。アーチビルディングの構造が色濃くでるのがロフト部分で、スピーカーやタイルで作ったガラステーブル、ムートンラグなどを敷けば隠れ家的雰囲気に。アーチ部分の高低差が、他とは違う秘密基地感を演出します。
柱と壁が不要!
間仕切りも自由に設定できるガレージ
アーチ型薄板構造物(アーチビルディング)は柱や壁がないため、広々とした空間が確保できます。ガレージとしてはもちろん、住宅としても利用可能。愛車やバイクと同じ空間で過ごすガレージハウスに適しています。ワンルームのように使うのではなく、コンクリートなどの仕切りを作って生活スペースと趣味のスペースに分ける使い方など、フレキシブルな対応を可能にしています。
アーチビルディング特有の
曲線を活かしたガレージ
アーチビルディング特有の曲線を描いている屋根が印象的なガレージハウスの事例です。曲線を途中でバッサリとカットしてしまったのようなガレージの出入口には、折れ戸タイプの扉を観音開きで車の出入りも楽々。ガレージに合わせた色のシンプルなデザインとは対照的に、ガレージ内はチェッカーボード・チェックの床に愛車やバイクと賑やか。外観がシンプルなので、雑多な印象はありません。
ガレージと居住空間がセットになった
アーチガレージハウス
床のチェッカーボード・チェックの柄が雰囲気ピッタリなアーチビルディング仕様のガレージハウス。ロングノーズ&ショートデッキの1965年式マスタングやバイク、ロードバイクなどが余裕で並ぶスペースです。その他、バイクやドラム、テーブルセットなど、リビングスペースも完備。ガレージと居住空間がほどよくミックスされています。
アーチ形の天井を活かした
ガレージハウス
ガレージのすぐ隣はリビング。アーチ鋼板や鉄骨、モルタルなどの建築資材はむき出しのままペイントされ、無骨なカッコよさに仕上げられています。ロフトを作る事で、外部からの視線が届かないプライベートルームを確保可能。目線を下げればリビングやガレージが見える至福の場所です。また、アーチに沿うように板を張り付ければ雰囲気もガラリと変化。アーチ鋼板を楽しむのもいいですが、部分的に違う素材で覆ってみてもいいですね。
アーチビルディングの総括
アーチビルディングでは、柱や壁がないので空間を広く使うことができます。また、ガレージスペースと居住スペースをうまくミックスした間取りを作るのも簡単。工夫次第でどんなスタイルも実現できる楽しさがあります。ただ、まだ日本ではアーチビルディングの建築実例が少なく、海外が発祥となる建築方法なので、業者選びは慎重に行いましょう。
